全てのものが商売に繋がる時代

自分の叔父は親父のすぐ下の弟にあたる人だが、今までずいぶんと変わった体験をしているんです。
中でも戦後すぐくらいの時代に無銭旅行でユーラシア大陸を渡ったことが一番面白い。
ほとんど密航のような状態で中国へ渡り、そこからヒッチハイクなどを繰り返してヨーロッパまで行ったそうです。
戦後で混乱している危険な時代に、よくそれをやる気になったなと思うのですが、別にそう大きな考えがあったわけではないらしいのです。
戦争も終わったし、ちょっといろんな国を見てみたいとかそんな程度だったと言うので驚きです。
何となく思いつきで、しかもお金もない状態で行ってしまったのだがある意味すごい行動力ですよね。
当然そういう時代だからかなり危険な目にも遭ったというがそりゃそうだろうと思います。
今のパキスタンにあるカラチでは強盗に拳銃をつきつけられて絶体絶命だったそう。
叔父が東洋人だからということで差別的な扱いを受けることも多かったらしく相当の体験だったようです。
しかし、それでも諦めずにヨーロッパまでたどり着いたというから尊敬に値すると思います(笑)
途中の国々では皿洗いやいろいろ変わったようなバイトをして日銭を稼いでいたそうです。皿洗いのバイトは日払いで給料をもらえたそうなのですが、暇な日は今日はもう帰っていい、と言われる日もあったそうです。そんな日は、日銭が足りなくなるので、拾って来たおもちゃを修理して売ったり、今のフリーマーケットのような事をして日銭を補っていたそうです。戦後は何でも商売にしていた人が多かったそうです。
もちろん外国人である叔父がそう高収入を得ることはなかったがそれでも何とかなっていたそうなんです。
ヨーロッパでもスイスやフランス、ドイツなど各地を回って来たと言っていて、今でも何カ国語も話すことができるんです。
途中で立ち寄ったフランスでは同棲する彼女までできたそうで、ずっとそこで暮らそうと思っていたほどだったそう。
結局いろいろあってその後帰国するわけなのですが、叔父は現役時代は旅行関係の仕事をしていました。
この間も法事のときに顔を会わせてそういう昔の話を聞いたのですが、いつも面白い話が出てくる。
自分は海外には遊びで何度か行った程度で、叔父には遠く及ばないのですが、いつかそれに近い旅ができたらと思っています。

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